About

Posted on Jul 7, 2022

About Me

岡本遼太郎 Ryotaro Okamoto

Career

  • 2016年3月 東京都立戸山高等学校卒業
  • 2020年3月 筑波大学生物学類卒業
  • 2022年3月 筑波大学大学院生物学学位プログラム博士前期課程修了
  • 2022年4月〜現在 筑波大学大学院生物学学位プログラム博士後期課程在学
  • 2020年4月〜現在 国立環境研究所生物多様性保全計画研究室 リサーチ・アシスタント
  • 2023年11月〜現在 ウミトロン株式会社契約社員(インターン)

Research Interests

“リモートセンシングによるデータ駆動生態学”

近年、生態学的データの蓄積と解析手法の高度化によって、データの特性のみから(仮説設定なしに)生態系のメカニズムに迫る「データ駆動生態学」が可能になりつつあります(たとえば Ushio et al. 2018)。「データ駆動生態学」では従前、観測個体数や環境DNA濃度から推定した個体数量といった生物・生態系の状態を直接表すデータが用いられてきました。私は山小屋に設置されたウェブカメラの映像や、市街地に設置されたIoTマイクの音声などのセンサーデータを用いて「データ駆動生態学」を行うための基盤的な技術開発を行っています。これが可能になれば、調査によって直接生物の個体数量や生理状態を測定することが困難な高山生態系における生物、環境間相互作用や、従来不可能だった極めて高頻度な記録に基づく個体行動レベルでの生物間相互作用など、今まで誰も気が付かなかったような現象を発見することができるのではないかと考えています。最近は、登山者が撮影した写真やSNSへの投稿等を介した「非中心的な」現実世界のデジタル化(ミラーワールド)と生態学との関係や、音響景観(サウンドスケープ)を介した人間、環境、生物間の作用にも興味があります。

Papers

  • 竹内 やよい, 遠山 弘法, 吉川 徹朗, 岡本 遼太郎, 井手 玲子, 角谷 拓, 小出 大, 西廣 淳, 小熊 宏之, 日浦 勉, 中静 透, 気候変動時代の生態学: 陸域生態系における「自然を基盤とした解決策」にむけた課題, 日本生態学会誌, 2022, 72 巻, 2 号, p. 109-, 公開日 2022/10/22, Online ISSN 2424-127X, Print ISSN 0021-5007, https://doi.org/10.18960/seitai.72.2_109, https://www.jstage.jst.go.jp/article/seitai/72/2/72_109/_article/-char/ja
  • Okamoto, R., Ide, R. and Oguma, H. (2023), Automatically drawing vegetation classification maps using digital time-lapse cameras in alpine ecosystems. Remote Sens Ecol Conserv. https://doi.org/10.1002/rse2.364
  • Okamoto, R., & Oguma, H. (2024). ChirpArray: A low-cost, easy-to-construct microphone array for long-term ecoacoustic monitoring. Methods in Ecology and Evolution, 00, 1–7. https://doi.org/10.1111/2041-210X.14474

Works

Awards

  • 2019年12月 山岳科学学術集会@筑波大学 最優秀ポスター発表賞
  • 2020年11月 雪氷研究大会@オンライン 口頭発表部門 学生最優秀発表賞
  • 2024年1月 つくばサイエンスアカデミー SATテクノロジー・ショーケース2024@つくば国際会議場 プレゼンテーション賞(若手特別賞)
  • 2024年11月 日本山の科学会秋季研究大会@大町山岳博物館 学生優秀発表賞

Contact me

email: okamoto.ryotaro.suあっとまーくalumni.tsukuba.ac.jp

About the title

“Gatsby believed in the green light, the orgastic future that year by year recedes before us. It eluded us then, but that’s no matter—tomorrow we will run faster, stretch out our arms farther…. And one fine morning—— So we beat on, boats against the current, borne back ceaselessly into the past.”

The Great Gatsby By F. Scott Fitzgerald

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